子供が「スクスク育つ間取り」
脳科学研究によると、”子どもの能力を育む子育て”と”子どもが過ごす家の間取り”には密接な関係があることが証明されています。
家は、子どもが学校より長く過ごす場所です。勉強だけでなく、日々の暮らし方や家庭でのお手伝いを通して、子どもの能力は育っていきます。そのためには、子どもの好奇心を育む「家づくり」が重要な役割を果たします。
そこで、最新の脳科学に基づいた子どもの能力開発ができる安心した家づくりの知っておきたいポイントをご紹介します。
住まいが与える子どもへの影響は大きい!?
不登校の子どもの生活習慣に関する調査

個室を与えられているか
はい98%
いいえ2%

玄関から個室へ入るとき親に会うか
たまに会う54%
全く会わない42%
毎日会う4%

最も親と会話する部屋はどこか
居間44%
ダイニング31%
親の部屋15%
キッチン4%
壁越し4%
廊下2%

朝食を家族そろって取るか
平日は別々64%
いつも別々36%
いつもそろって0%

夕食を家族そろって取るか
平日は別々50%
いつも別々32%
いつもそろって18%

食事のとき話をするか
たまに話す64%
全く話さない34%
毎回話す2%
(出典 「家族関係と間取りの研究」後藤礼彦)
不登校となる子どもは、家族と食事を一緒に取らないことが多いようです。
専門家の見解
- 外山知徳
個室が悪いわけではないが、個室化はよくない - 小澤紀美子
「人間形成の場」=「居間」 - 宮脇壇
子ども部屋を閉じない - 天野彰
子どもに必要なのは個室でなく、場である - 田中恒子
子ども部屋と玄関を結ぶ動線上にリビングがあること - 横山彰人
子ども部屋の居心地を悪くさせる
専門家も、リビングを重視し、子ども部屋を広く作りすぎないことを提唱しています。
こんな事例も報告されています

玄関からA少年の部屋まで出入りする際に、家族の誰とも顔を合わせなくてもよい動線となっています。
家族とのコミュニケーションをかわす機会を失っていたがゆえに、両親はA少年の変化に気づくことができなかったのです。
子どもが健やかに育つお家づくりの4つのポイントを大公開!
①会話があふれる工夫
LDKを暮らしの中心にし、一緒に料理をしたり、洗濯物を畳む、勉強をするなど家族で共有し、会話をする時間を持ちましょう。
家族と必ず顔を合わすことができる階段の配置 家族の会話に集中しやすい独立した(間仕切りのある)ダイニング コミュニケーションボード 学習コーナーが」あるリビング
②安心・安全・設計
10歳以下の子どもの家庭内事故は現在もなお多数発生しており、事故を発生しないお家作りが必要です。

感電防止のコンセントカバーや高い位置のコンセント
※こちらは標準装備です

またぎの低い浴槽
※こちらは標準装備です

ぶつかっても安心「かどまる」
※こちらは標準装備です

手を挟まない扉
※こちらは標準装備です

緩やかな階段
※こちらはオプションです

調理器収納扉のチャイルドロック
※こちらはオプションです

段差のないリビング
※こちらは標準装備です
③創造力・自立性が身に付く工夫
子どもが自発的の行動できる仕組みを作ることが必要です。
落書きコーナー ギャラリースペース 高さの低い収納
➃子どもの成長に合わせて変化出来る間取り
子どもの人数・成長に合わせて間取りを変化できるスライド扉も人気があります。
家族の成長に合わせて変化する部屋
6歳 個別置き

幼い頃は間仕切り収納を壁際に寄せて、ひとつひとつの部屋を広々と。遊ぶのも寝るのも兄弟一緒です。
9歳 半間仕切り

少し大きくなって間仕切りを収納を部屋の中心に移動。視界をさりげなく遮ったプライベート空間を作ります。
12歳 全間仕切り

中学生に上がる前には部屋を完全に分離させて独立した個室に変更。勉強にも集中できます。
成人 個別置

独立後は、部屋を仕切っていた収納を壁際に寄せて、二部屋つながった広い空間を。ご夫婦の趣味スペースとして活用できます。